2016年08月10日 |
栄研化学の結核遺伝子検査法 WHO推奨取得 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:栄研化学 |
栄研化学は10日、簡単・迅速に結核菌の遺伝子診断法として2011年から販売してきた「TB-LAMP」がWHO(世界保健機関)の推奨を取得したと発表した。ジュネーブに本部のあるFIND(非営利基金団体)と共同開発した試薬キットと測定装置が結核対策に有効と評価された。 結核は世界三大感染症の1つで、毎年960万人が発病し150万人が命を落とすなど死亡率も高い。感染の拡大を防ぎ発生率を低下させるためには正確な早期の診断と適切な治療が重要となる。 栄研化学の「TB-LAMP」には(1)検体採取からDNA検出まで1時間以内に結果が得られる(2)操作が簡単で、試薬調整も不要(3)抽出試薬、検出試薬とも室温で保存できるーなど多くの特長を持つ。こうした点が評価され、従来の顕微鏡検査に代わる検査方法としてWHOの推奨を受けた。 ニュースリリース http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1470813363.pdf |