2016年08月23日
「TICADジャパンフェア」に住化、カネカなど約100社
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:経済産業省

経産省によると、8月27、28の両日ケニア・ナイロビで開かれる「第6回アフリカ開発会議(TICAD)のサイドイベントとして開催される「TICAD ジャパンフェア」には、日本の産学官各界から約100社・機関が結集し、同会議に参加するアフリカ各国の首脳、経済界代表らに日本の優れた技術、製品、サービスを紹介する。

TICADとは、Tokyo International Conference on African Development(アフリカ開発会議)の略。アフリカの開発をテーマとする国際会議で、日本政府の主導のもと国連、国連開発計画(UNEP)、アフリカ連合委員会(AUC)、世界銀行と共同で開催している。

「国際資源価格の下落や感染症の流行など、ビジネス環境をめぐって懸念の声はありますが、中長期的にアフリカ市場の重要性には変わりはない」(ジェトロ)というわけで、フェアへの出品には感染症対策、保健・衛生環境改善に生かされる製品やサービスが多いようだ。また都市開発など多くの企業が協力しオールジャパンで日本の強みを生かした企画もあるという。

化学関係では住友化学、カネカ、富士フィルム、武田薬品、塩野義製薬、関西ペイント、JXエネルギーなど、エンジニアリングでは日揮、千代田化工建設など、大手、中小メーカー84社、ほかに政府系機関、自治体などを合わせると出品者数はアフリカでは過去最大級の96企業、団体にのぼる。アフリカとのビジネス交流加速への期待の大きさを示しているようだ。


「TICAD・ジャパンフェア」出品者一覧
https://www.jetro.go.jp/ext_images/_News/releases/2016/e08d4fadf58f75a1/list.pdf