2000年09月06日 |
昭和電工、台湾向けC3価格の引き上げを計画 |
ナフサ高に対応、4Qは540ドル目指す |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:昭和電工 |
昭和電工は、台湾向けのプロピレンの第4・四半期の輸出価格をトン当たりC&F540ドルに引き上げることにして同国の各ユーザーと折衝を開始した。 交渉の相手はTPP(台湾ポリプロピレン)とFPC(台湾プラスチック)の2社。これら2社に対する第3・四半期のコントラクト価格は同475ドルなので、アップ率は13.7%ということになる。 昭和電工が値上げに踏み切ることにしたのは、国際スポットナフサ相場が依然高騰を続けていて、10~12月期のわが国の輸入価格と国産ナフサ価格がともに前期に続いて大幅な値上がりとなることが避けられない見通しになってきたため。 台湾の需要家2社は回答を保留しているが、需給が引き続きタイトバランスにあるので早晩容認の意向を表明することになるのではないかと見られている。なお、同社の台湾向け輸出数量は1・四半期およそ1万8,000トン。 |