2016年08月24日
東ソー、中国電力と豪州炭を共同輸送
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:東ソー

東ソーは24日、山口県国際バルク戦略港湾連携協議会メンバーとして、中国電力と海外炭の共同輸送を行うと発表した。9月下旬に7万トンの豪州炭を積載したパナマックス船がオーストラリア・ニューキャッスル港を出港する。9月下旬瀬戸内海に到着し、宇部港と新南陽地区(徳山下松港)で荷揚げする予定。7万トンのうち5万トンを東ソー、2万トンを中国電力発電用原料炭として引き取る。

国際バルク戦略港湾連携協議会は、宇部港と徳山下松港が2011年、国から国際バルク戦略港湾に選定されたこを受けて、港湾を利用する企業7社(東ソー、中国電力、出光興産、宇部興産、JXエネルギー、周南バルクターミナル、トクヤマ)が共同で設立した。港湾の整備とメンバー各社の共同利用によって大型船による大量輸送を可能にした。安定的に低コストで石炭が確保できるメリットがある。

同協議会としては、すでに宇部興産と中国電力、出光興産とトクヤマなどの間で共同輸送が行われたが、東ソーが共同輸送を実施するのは今回が初。引き続き協議会メンバーと連携し、共同輸送を検討していきたい意向だ。


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1472021763.pdf