2000年09月06日
GEプラスチックス、米国でPC7万5,000トン増強
2002年1Q完成/グループ生産能力は93万8,000トンに
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:日本GEプラスチック

 GEプラスチックスはこのほど、米国アラバマ州バークビルにおいて2002年第1四半期をめどにPC(ポリカーボネート)の生産能力を7万5,000トン増強する、と発表した。同社は先頃スペイン・カルタヘナでも第2期倍増計画を明らかにしており、2002年にはトータル年産93万8,000トンに拡大する。
 同社は、米国インディアナ州マウント・バーノンおよびバークビル、オランダのベルゲン・オプソーム、スペイン・カルタヘナのほか、日本GEプラスチックスとして千葉でPCを生産、グループ合計で73万3,000トンの生産能力を有している。
 バークビルは、現在年産24万5,000トンの生産能力を有しているが、2002年第1四半期をめどに7万5,000トンを増強、生産能力を32万トンに引き上げるもの。また今年8月には、スペインにおける第2期倍増計画が明らかとなっており、2002年をめどに13万トン設備を建設する予定で、これら2つの増強計画の完成によりグループ生産能力は93万8,000トンに拡大する。さらにアジア地域における展開としては、中国(上海)およびタイ(ラヨン)のコンパウンド生産能力の増強を進めている。
 さらにスペインでは第3期の計画も検討されており、これらの計画とあわせ、世界最大手の地位を維持していくものと見られる。

http://www.c-nt.co.jp/news/gep_pc.html">GEプラスチックスグループのポリカーボネート設備計画