2016年08月26日
石化協、三井大阪工場で「事故事例巡回セミ」
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:石油化学工業協会

石油化学工業協会は23日、三井化学・大阪工場技術研修センターで第15回「事故事例巡回セミナー」を開催した。講師は古和基宏・コスモ石油安全環境統括部長と清水健康・元旭化成環境安全担当部長の保安対策ベテラン両氏。

古和氏は、コスモ石油千葉製油所が東日本大震災の直撃を受け、LPGタンクヤードが大火災を起こした記憶がまだ生々しい。「安全対策で何が不足していたかを根本から問い直した」と、安全操業・安定供給の重要性と対策のあり方をあらためて説いた。

清水氏は保安管理の第一線でリーダーとして活躍してきた旭化成のOB。内外の多くの事故も見てきた。「現場の安全に対する判断や対応のし方は、管理システムの構築だけではなく、管理者のリーダーシップと力量にかかっている」と、管理者のあり方について持論を展開した。

会場にはコンビナート周辺の35社から約130人の保安管理職がつめかけて熱心に聴講し、保安への関心の高さを示していた。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1472182421.docx


「安全を胸に」セミナー会場