2016年09月01日
7月石油統計、燃料油販売 10カ月連続マイナス
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:資源エネルギー庁

資源エネルギー庁が発表した7月の石油統計速報は、原油輸入量が1,550万Klで前年同月比91.5%と4カ月ぶりに前年を下回った。
 
原油輸入量を多い順にみると、
(1)サウジアラビア  523万kl(前年同月比93.9%)
(2)アラブ首長国連邦 405万kl(同77.4%)
(3)カタール      127万kl(同109.5%)
(4)イラン       126万kl(同161.8%)
(5)メキシコ       95万kl(同601.7%)だった。

同月の中東依存度は85.4%で前年同月比1.5ポイント増と9カ月連続して前年を上回った。

燃料油の生産は1,450万kl、前年同月比100.5%と3カ月連続して前年を上回った。
国内販売は1,381万klで前年同月比97.8%と10カ月連続の前年比減となった。油種別に見ると、軽油、A重油およびB・C重油は前年同月を上回ったがガソリン、ナフサ、ジェット燃料油および灯油は下回った。

<7月のナフサ需給> 単位:KL ( )前年同月比%
・月初在庫 1,373,126
・生産   1,459,073(92.1)
・輸入   2,274,644(96.6)
・販売   3,447,110(91.2)
・輸出     21,838(ー)
・月末在庫 1,453,360(76.7)