2016年09月02日
高温高圧フロー型マイクロ波応用合成装置開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:NEDO

NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)は2日、サイダ・FDS(本社:静岡県焼津市、斎田久人社長)が初原料と薬との間にある製品(医薬中間体)・特殊化成品の有機合成を目的とする高温高圧フロー型マイクロ波応用有機合成装置を開発したと発表した。NEDOプロジェクトの成果。

開発した装置は、マイクロ波を用いることにより、圧倒的な収量アップに加え、難合成を高速・高収率で実施できるようになり、基礎研究から生産規模まで対応可能な装置のラインアップがこのほど完成し、9月1日から販売を開始した。

この装置は、基礎研究から生産規模まで同一技術での展開を可能とし、市場投入までの時間を大幅に短縮することが期待される。サイダ・FDSは、マイクロ波出力50W、100W、200Wの装置のラインアップを完成させ、9月1日から販売を開始した。今年中には、国際認証を取得した100W装置から、海外市場展開も進める。