2016年09月09日 |
文科省、組換え生物使用で奈良先端大を厳重注意 |
【カテゴリー】:環境/安全 【関連企業・団体】:文部科学省 |
文部科学省は9日、奈良先端科学技術大学院大学(奈良県生駒市)に対して、遺伝子組換え生物等の不適切な使用があったとして、文書による厳重注意を行ったと発表した。 文科省は今年4月21日に同大学院大学から、遺伝子組換え植物が同大学構内で発見されたとの第一報を受け、同植物の回収の徹底と、漏出元の特定、周辺への影響調査を直ちに行うよう指示した。 ■同大学からは調査結果と今後の対策について要旨次のような報告を受けた。 (1)発見された植物の一部が遺伝子組換え植物であると判明した。 (2)応急措置として植物および表土を回収し、周辺を除草剤処理した。大学構内や周辺地域では同様の植物は発見されていない。 (3)外部委員を委員長とする調査委員会を設置し原因究明を行った結果、昨年春以降、同大学植物栽培室から種子の状態で漏出したと考えられる。栽培室から搬出した際、種子が容器外部に付着していた可能性が高い。 (4)今後は、調査委員会から示された再発防止策を徹底する。周辺モニタリング調査を継続実施する。 |