2016年09月14日
三井化学、中国にLIB電解液完成、台湾FPCと合弁
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三井化学

三井化学は14日、台湾プラスチックス(FPC、本社:台北市)との折半出資会社、台塑三井精密化学(FMAC)が中国に建設を進めていたリチウムイオン電池向け電解液製造設備が完成し営業運転に入ったと発表した。

FMACは資本金20.5百万米国ドルで両社の折半出資。本社・工場は中国FPC社の寧波コンビナート(中国浙江省)にあり、完成した電解液設備は年産1,500トン能力。

リチウムイオン電池はノート型パソコンやスマートフォン、タブレット端末の普及で世界的に需要が伸長してきたが、ハイブリッド車や電気自動車の登場でさらに大幅拡大が必至となっている。

「モビリティ領域の拡大」を成長戦略の柱に掲げる三井化学にとっては、FPCとの協力を通して中国市場をターゲットに展開できる点が最大のメリットとなる。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1473828272.pdf