2016年09月14日
日本化成株、三菱ケミカル株を割当て交換
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三菱ケミカルホールディングス

三菱ケミカルホールディングスは14日、三菱化学を株式交換完全親会社、日本化成を同完全子会社とし、三菱ケミカルホールディングスの普通株式を対価とする株式交換を行うことに決め、両社間で株式交換契約を締結したと発表した。

効力発生日は2017年1月1日。今回の株式交換は、いわゆる「三角株式交換」方法となる。日本化成の株主には株式交換の対価として、三菱化学ではなく親会社三菱ケミカルホールディングスの普通株式を割り当てる。

株式交換の割当て内容は、三菱ケミカルHD 1対日本化成 0.21となる。つまり割当比率は日本化成株1株に対して、三菱ケミカルホールディングスの株式0.21株を割当て交換する。

日本化成株の交換先を三菱化学ではなく三菱ケミカルHDとした理由について、三菱ケミカルHDでは(1)非上場企業である三菱化学の株式を対価とした場合、日本化成の少数株主が流動性の低い株式を取得することになる(2)現金でなく三菱ケミカルHDの普通株式を対価として交付することにより、日本化成の少数株主に株式交換によるシナジーの共有機会を提供できる、などをあげている。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1473835201.pdf