2016年09月15日
帝人、北米最大の自動車複合材料CSP買収
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:帝人

帝人はこのほど、北米最大の自動車向け複合材料成形メーカーであるコンチネンタル・ストラクチュラル・プラスチックス(本社・米国ミシガン州、CSP社)の全株式を取得し、完全子会社すると発表した。買収金額は、総額8億2500万米ドル、買収時期は2016年12月の予定。これにより帝人は北米における自動車向け複合材料製品事業で強力な販売チャネルを獲得し、同事業のTier1サプライヤーとしてグローバル展開を加速していく方針である。

CSP社は、1969年の設立。年間売上高は634百万米国ドル(2015年12月期)、従業員数3200名。 ミシガン州に開発拠点のほか生産拠点を米国内に10拠点、キシコに2拠点、フランス、中国に有している。 樹脂のGFRP(ガラス繊維強化複合h化)などの熱硬化性複合材料を使用した自動車向け部品においては、北米最大のTier1メーカーとして、米国の主要な自動車メーカーと強固な関係を構築してきた。

また、自動車業界で「クラスA」と称される美麗な外観を有する外板部品においては、業界のグローバルリーダーとして、米国だけでなく、欧州・日本の自動車メーカーに向けても多くの採用実績をもつ。