2016年09月20日

デンカ生研、台湾PlexBioと提携、測定システム販売

【カテゴリー】：経営 【関連企業・団体】：デンカ生研、デンカ

デンカのグループ会社、デンカ生研（本社：東京都中央区、前田哲郎社長）は20日、台湾のPlexBio社（PB社）と業務提携契約を締結し、PB社が開発した画期的なウイルス測定システム「IntelliPlex」システムの日本およびASEAN地域における独占的販売権を取得したと発表した。 「IntelliPlex」システムは、半導体製造技術とバイオテクノロジーを組み合わせて開発した。πコードテクノロジーを用いた独特のシステムで、従来法と比べて短時間・簡便に多項目の測定が同時にできる。 （1）最大約100種類の項目の同時測定が可能。 （2）イムノアセッセイ法と遺伝子法の両方に対応。 （3）画像認識技術を活用し、高感度と同時多項目測定を両立。 （4）コンパクトな装置のため中～小規模な医療施設にも導入できる、などの特長を持つ。 同システムの導入により、例えばノロウイルス、ロタウイルス、カンピロバクターなど、さまざまな原因が想定される下痢症状の場合、一回の測定で原因を特定することが可能となり、医療現場にとっては治療効果の大幅向上が期待できる。 PlexBio社は2009年12月の設立。医療機器の開発・製造を専業とする中堅会社で、資本金16億4000万円。従業員は約70名。 ニュースリリース http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1474353278.pdf