2016年09月26日
帝人子会社、国産初の全人工手関節、製販承認取得
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:帝人

帝人は26日、埋め込み型医療機器事業を展開する子会社の帝人ナカシマメディカル(本社:岡山市東区、坪倉正行社長)が手首関節(手関節)用の人工関節を開発し、国産初の全人工手関節「DARTS人工手関節」の製造販売承認を厚生労働省から取得したと発表した。

関節リウマチなどにより手関節が高度に破壊され、機能不全に陥った場合に人工関節に置換し機能回復を図る。
今回承認された人工関節は、三浪明男・前北海道大学教授らのグループが厚労省の研究費補助事業で開発した。掌側と腕側を固定せず、前後に滑らかに動かすことができる。日本で初めて臨床使用ができる全人工手関節。同社は、日本だけでなく骨格の近いアジア各国に対して生活様式に最適な人工関節として販売展開していく方針だ。