2016年09月30日 |
大日印刷、再生原料「ナイロンフィルム包装材」開発 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:大日本印刷 |
大日本印刷は29日、再生可能原料を使用した「認証ナイロンフィルム包装材」を開発したと発表した。ナイロン樹脂(ポリアミド6)の製造をドイツ・BASF、フィルム製造を興人フィルム&ケミカルズ(東京都港区)が担当し、大日本印刷が包装材製造を手がける。また、サプライチェーン全体の製造プロセスを第三者認証機関が監査認証する。 包装材の製造にBASFが開発したマスバランス方式を利用した点に特徴がある。再生可能原料を用いたプラスチックとして石油由来原料に代替する効果をナイロンに生かした。これまで再生可能原料を用いた包装材にはPETやPEがあったがナイロンはなかった。 実際にはナイロン樹脂に再生可能原料は含まれていないが、他の製品で使用した再生可能原料を厳密に管理し、第三者認証機関が製造や管理システムの監査を行うことで、ナイロンフィルムに石油代替効果を付与する。 大日本印刷、BASF、興人フィルムの3社はドイツの認証機関であるTUV SUDの認証取得を進めている。 関連記事(2016年9月29日付記事) http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile/NCODE/46432 |