2016年10月03日
東ソー、か性ソーダ輸送船、尾道ドックで調査
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:東ソー

東ソーは1日、30日午前南陽事業所(山口県)沖合で発生した「洋和丸」の浸水事故にかんする第2報として、「曳航により同船を桟橋に着桟させ、積荷のか性ソーダ抜き出し回収作業を開始した」と発表した。

洋和丸(大豊運輸運航)は199トンの貨物輸送船。東ソー南陽事業所のか性ソーダ300m3(液体重量450トン)を積載して、9月30日午前10時20分江田島(広島県)に向けて出港したが、左舷への傾きにより自走できず同45分、徳山下松港内で停船した。徳山海上保安庁に連絡するとともに同11時、乗務員4名を救助した。潜水調査の結果、船体に亀裂や穴がないことを確認した。夜11時、バラスト水の排出により、船体の傾きを回復し1日朝7時、元の桟橋まで曳航し、か性ソーダの抜き出し作業を行った。

同船は3日朝現在、尾道市(広島県)のドックに移動し故障カ所や原因調査に入っている。か性ソーダや重油の流出はない。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1475324308.pdf