2016年10月13日
富士フィルム、中国・華潤集団の医薬会社に出資
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:富士フイルム

富士フィルムは13日、中国有数の複合企業である「華潤(集団)有限公司」グループの中核会社「華潤医薬集団有限公司」と、同社の香港証券取引所上場に当たり、普通株式8.2億香港ドル相当(約110億円)を取得する契約を締結したと発表した。株式市場への上場前ということもあり、出資比率等は明らかにしていない。

華潤医薬集団は、香港に本社を持ち2007年の設立。低分子薬やバイオ医薬品、漢方薬など多種多様な医薬品の製造、販売、小売ビジネスのほか戦略的な買収などを通じて業績を拡大してきた。2015年売上高は1,466億香港ドル(約1.9兆円)で、中国第2位の医薬品事業会社に成長。中国本土内4万カ所以上の病院に医薬品等を直売している。

富士フィルムは、華潤医薬集団への出資は、富士フィルムが展開する医薬品、サプリメント、再生医療、医療機器などヘルスケア事業の中国市場拡大につながると判断した。


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1476321845.pdf