2016年10月14日 |
ロシュの新規肺がん剤治験、化学療法より有意 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:中外製薬、ロシュ |
中外製薬の発表によると、スイス・ロシュは先にデンマークで開催された欧州臨床腫瘍学会(ESMO)年次総会で「TECENTRIQ」の主要な第3相臨床試験であるOAK試験の良好な成績を発表した。 OAK試験は白金製剤ベースの化学療法施行中または施行後に病勢が進行した転移性非小細胞肺がん患者1225名を対象に「TECENTRIQ」の有効性と安全性の治験、また主解析を最初に登録した850人の患者で実施した。 この結果、「PDーL1」の発現状況に関わらない全集団で「TECENTRIQ」群の全生存期間(OS)中央値は13.8カ月であり、docetaxelによる化学療法(9.6カ月)と比べて4.2カ月間の延長を示した。 なお、FDAは「TECENTRIQ」を画期的治療薬として指定済みで、ロシュが提出した生物製剤承認申請(BLA)は、優先審査に指定されている。FDAは2016年10月19日までに承認判断する予定だ。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1476342224.pdf |