2016年10月14日
アステラス製薬、世界アンチ・ドーピング機関と連携
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:アステラス製薬

アステラス製薬は14日、反ドーピング活動を世界規模で推進する世界アンチ・ドーピング機関(本部:カナダ・モントリオール、WADA)と、スポーツ界でのドーピング防止に向けた連携契約を締結したと発表した。

ドーピングは、市販されている医薬品だけでなく、知名度の低い薬品や検出困難な開発段階の化合物が誤用・乱用されて問題になることが多い。

WADAは、禁止薬物のリスト・検査・分析などに関する国際基準の策定や違反に対する罰則規定の統一、アンチ・ドーピングに関する教育・啓発活動などを目的とした国際機関として1999年11月に設立された。

アステラス製薬は、こうしたWADAの取り組みを支援するため提携契約した。同社はまず、ドーピングに利用される恐れのある製品をチェックする。さらに開発中の化合物を特定しその開発段階や検出方法などに関する情報をWADAに提供する。一方、WADAはこれらの化合物を扱うブラックマーケットの存在を確認した場合、アステラス製薬側に連絡する。