2000年08月31日 |
三井化学、9月7日付で下関三井化学を設立~10月1日営業開始 |
燐系事業を中心に分社化 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:三井化学 |
三井化学は31日、下関工場について燐系事業を中心とした独立採算体制を構築、分社化すべく、9月7日付で下関三井化学を設立する、と発表した。10月1日より営業を開始する予定で、2001年度の売上高は約90億円を予定している。 三井化学は現在、全社的なコスト競争力強化とマネジメント効率化を図るため、各工場の将来像や位置付けに基づいて国内生産拠点の最適化を進めてきており、今回の下関三井化学の設立もこうした施策の一環となる。 下関三井化学は、9月7日に資本金40億円で設立、三井化学100%出資子会社として10月1日から営業を開始する。社長には、現下関工場長の近藤稔氏が就任する。新会社は今後、燐系製品の製造・販売・研究と三井化学の製品の生産受託を主力事業とする燐系製品の専業メーカーとして迅速な意思決定を行い、より市場に密着した事業展開を図って行く考え。 なお、新会社は、三井化学が2月18日付で通産省から認定を受けた産業活力再生特別措置法(産業再生法)を活用して設立されるもので、概要は下記の通り。 [新会社の概要] 社名:下関三井化学株式会社 (英文社名:Shimonoseki Mitsui Chemicals.Inc.) 設立:2000年9月7日 営業開始:2000年10月1日 資本金:40億円(三井化学100%出資) 社長:近藤稔(現下関工場長) 本社・工場:山口県下関市彦島迫町7-1 営業所:東京…東京都千代田区丸の内1-8-2(第一鉄鋼ビル8F) 大阪…大阪府大阪市西区靱本町1-11-7(信濃橋三井ビル8F) 事業内容: (1)燐系製品(精製燐酸、各種燐酸塩)、肥料(ホルム窒素、ヨーゲン)の製造・販売・研究 (2)化学製品の受託…半導体用ガス、ホルマリン、メチルアミン、紙力増強剤、紙加工用樹脂、ラベル用粘着剤、木質系接着剤 従業員数:124名(2002年3月末) 売上高:約90億円(2001年度) |