2016年10月27日
カネカ、太陽電池で世界最高効率24・37%達成
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:カネカ

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は27日、カネカが結晶シリコン太陽電池モジュールで世界最高となる変換効率24・37%を達成したと発表した。世界で最も普及している結晶シリコン太陽電池モジュールで最高の変換効率を実現した。NEDOプロジェクト(高性能・高信頼性太陽電池の発電コスト低減技術開発)の一環。

カネカは、2020年に14円/kW時(業務用電力価格並み)、2030年に7円/kW時(従来型火力発電並み)とする発電コスト目標の達成に向け高効率結晶シリコン太陽電池の技術開発を進めてきた。

今回、目標(2020年14円/kW時)実現の目安の一つであるモジュール変換効率22%を結晶シリコン太陽電池モジュールで上回ったことは、今後の発電コスト目標達成に向けて大きく前進したことを示す。今後引き続き変換効率向上、製造コスト低減、信頼性の向上などの技術開発を進める。

今回の成果については、10月31日―11月1日にワークピア横浜(横浜市山下町)で開催される「2016年度NEDO新エネルギー成果報告会」で発表する。