2016年10月28日
帝人ナカシマ、国産初の全人工手関節 承認取得
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:帝人

帝人グループで医療機器事業を展開する帝人ナカシマメディカル(本社:岡山市東区、坪倉正行社長)はこのほど、手首関節(手関節)用の人工関節を開発し、国産初の全人工手関節「DARTS人工手関節」の製造販売承認を厚生労働省から取得した。

「DARTS人工手関節」は、北海道大学大学院医学研究科の三浪明男前教授を主任研究者とする厚生労働科学研究費補助金/免疫アレルギー疾患予防・治療研究事業「関節リウマチ上肢人工手関節研究に関する研究」の成果で、掌側と腕側を完全に固定せず、前後に滑らかに動かすことを可能とした、日本で初めての全人工関節。
同社はこれを日本人や骨格の近いアジア諸国に提供し、国産人工関節メーカーのトップ企業を目指す。