2016年10月31日 |
大陽日酸と阪大院、CO2大幅削減「アンモニア燃焼技術」開発 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:大陽日酸、大阪大学 |
科学技術振興機構(JST)は31日、大陽日酸と大阪大学大学院がアンモニアを燃料としてNOXの発生を環境基準以下まで抑制し、同時に火炎の伝熱強化を達成する燃焼技術の開発に成功したと発表した。 これにより、産業分野でのエネルギー消費量のほぼ25%を占める各種工業炉分野に対してアンモニア燃焼を適用させ、CO2の排出量を大幅に削減することが可能になる。この研究は、内閣府総合科学技術・イノベーション会議の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)「エネルギーキャリア」の委託研究課題「アンモニア直接燃焼」によって実施された。 今後、工業炉の実生産に適用可能な規模である100Kwモデル燃焼炉での火炎ふく射強化手法及び低NOx化手法のスケールアップに関する検証を行い、工業炉における開発目標を達成する。またアンモニア燃焼技術の工業炉分野への社会実装を目指す。 |