2016年11月04日 |
東洋紡、ブラジル繊維事業休止、バイオなど継続 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:東洋紡 |
東洋紡は4日、連結子会社である東洋紡ブラジル(TBL社)における繊維事業を休止したと発表した。バイオ事業、エンプラ事業等は引き続き事業を継続する。 同社は1955年、ブラジルに現地法人を設立し紡績から織布、加工まで一貫メーカーとして事業展開してきた。綿花の現地調達が容易で市場拡大が見込めるとして、戦後わが国企業の海外進出の先頭を走った。一時は順調に業績を伸ばした。だが近年は、現地紡績メーカーが積極的に生産能力を拡大し、海外からのアパレル製品の輸入増加もあって需給が失調し、糸、織物とも価格低迷が続く。TBL社の事業収益も悪化し、構造改革に取り組んだものの収益改善のめどが立たないことから、繊維事業の休止を決めた。現在展開中の酵素原料などのバイオ事業や昨年立ち上げた自動車部品向けエンプラ事業は今後さらなる拡大を目指す。 関連ファイル :2013年8月8日付ホームページ(ブラジルで自動車部品用エンプラ事業展開) http://www.toyobo.co.jp/news/pdf/2013/08/press513.pdf ニュースリリース参照 http://www.toyobo.co.jp/news/pdf/2016/11/press634.pdf |