2016年11月09日
昭電、マレーシアで自動車用アルミ部品一貫生産
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:昭和電工

昭和電工は9日、アルミニウム鋳造棒「ショウティック」(商品名)事業強化のため、マレーシアのアルミ鋳造工場「ショウティック・マレーシア」(STM)にシンガポールの鍛造工場(STS)を統合すると発表した。来年上期にはアルミの鋳造から鍛造品までの一貫生産体制を確立する。

昭電は、独自の連続鋳造技術によって高温強度・耐摩耗性・耐食性に優れた「ショウティック」を開発、これを素材にして自動車コンプレッサー部品やエンジンピストン、サスペンションなどの鍛造製品を生産、事業展開してきた。シンガポールでは鍛造品を生産してきた。

アルミ製自動車部品は、世界的な自動車の軽量化ニーズの高まりの中で、さらに需要の拡大が見込まれている。昭電グループは、マレーシア工場を拠点化することで、今後増大するASEAN・中国・インド地域の新たな需要を取り込む。


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1478666847.pdf