2016年11月09日
クラレ、耐熱PA樹脂、自動車部品から電気分野拡大
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:クラレ

クラレは9日、自社開発した高機能ポリアミド樹脂「ジェネスタ」(商品名)が高いレーザ透過率を活かして自動車部品用途で採用が拡大しており、今後は電気・電子部品分野にも広げたいと発表した。

「ジェネスタ」は、同社が世界に先駆けて原料モノマーから開発した耐熱性ポリアミド樹脂で、耐熱性、耐薬品性、低吸水性、電気絶縁性などに特性を有する。このため自動車分野で車両軽量化ニーズが高まる中、冷却系部品や燃料チューブなど金属に代替して使用されるようになり、昨年はトヨタ自動車の新型V6自動車の冷却部品に採用された。さらに高機能部品へ用途が拡大しているが、今後は自動車部品だけでなく電気・電子部品などより広い分野に用途拡大していく方針だ。


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1478661522.pdf