2000年08月30日 |
有害大気汚染物質の削減、目標の2割超え |
99年度までの4年で41%減少 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:日本化学工業協会 |
通産省基礎産業局は29日、化学品審議会の第17回リスク管理部会を開き、有害大気汚染物質の自主管理計画の実施状況を報告した。これは、同物質に関係する合計77の業界団体によるAN、ALD、VCMなど12の化学物質とダイオキシン類の合計13物質の99年度末までの削減状況を調べた結果を説明したもの。 それによると、12物質の総排出量は、基準年度の95年度の6万8,704トンから4万621トンに減っている。4年間で2万8,083トンの減少となったわけ。削減率は41%に達している。 12物質の99年度の削減目標量は95年度比35%減の2万3,722トンとなっていたが、実際にはそれを約2割超えている。12物質全てが目標をクリアしている。対象物質は、上記3物質のほかクロロホルム、1,2-ジクロロエタン、ジクロロメタン、テトラクロロエチレン、トリクロロエチレン、1,3-ブタジエン、ベンゼン、ホルムアルデヒド、二硫化三ニッケル・硫酸ニッケル--の9物質。 また、ダイオキシン類の場合も、基準年度の97年度に比べて36%の削減となっている。目標を98年度で達成している。当初の排出量目標は97年度の30%減の年130グラムTEQであったが、実際の99年度の排出量は119グラムTEQとなっている。 日本化学工業協会など関係団体による同物質の自主管理の詳細は下表の通り。 http://www.c-nt.co.jp/cgi-bin/passFile.cgi?FILE=data/eco/yj9901>有害大気汚染物質に係る関係業界団体による自主管理状況(表) http://www.c-nt.co.jp/cgi-bin/passFile.cgi?FILE=data/eco/yj9902>有害大気汚染物質に係る関係業界団体による自主管理状況・物質別(表) |