2016年11月21日
角倉VEC会長「塩ビ需給、来年も順調見込み」
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:塩ビ工業・環境協会

塩ビ工業・環境協会(VEC)の角倉護会長(カネカ社長)は21日の定例記者会見で、塩化ビニル樹脂(PVC)の国内出荷について、「10月は9万2000トン弱と、今年最高となり、順調に推移している」としたうえで、「このままの状況で推移すれば、年間で昨年実績(100万8079トン)を上回るのではないか」と、前年実績を上回る見通しを示した。また、来年の動向については「基調としては、今年と大きな違いはないだろう。輸出も含めて順調に推移するのではないか」との見通しを示した。

また、先にJR博多駅前で発生した道路の陥没事故問題に触れ、「これから国内各地で老朽化したインフラ設備の見直しや整備が進むのではないか。古いインフラの再生によって新しい塩ビ管が使われるようになる。その新たなスタートが切れればと思う」と、今後の動向に注目する姿勢を見せた。


ニュースリリース

<10月の需給実績>

塩ビ樹脂
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1479704203.xls

塩ビモノマー
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1479704203.xls