2016年11月22日 | |
三菱化学、フィンランド高級レストランに植物工場 | |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:三菱化学 |
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三菱化学は22日、フィンランドの五ッ星レストランRavintola Savoyとの間で、同社の完全人工光型植物工場システム「PlantPlant」の実証試験および共同マーケテイングを実施すると発表した。 Savoyは1937年開業のヘルシンキ有数の老舗高級レストラン。2010年から自家製のマイクロハーブや食用花など年間50種以上の植物を栽培・収穫しメニューに取り入れてきた。 今回、開業80周年記念事業の一環として、新たに三菱化学のディスプレイ型植物工場システムを店頭に導入し、ハーブや食用花を栽培してメニューに加えることにした。11月下旬に種を播き、約3週間後に収穫見込み。 収穫されたマイクロハーブや食用花などは、大晦日のディナーからお客に提供する予定だという。 三菱化学は引き続き北欧エリアで植物工場の市場拡大をめざす。 <用語の解説> ■完全人工光型植物工場「PlantPlant」とは: LED照明や自動化設備など、三菱化学の関連技術を全て搭載した植物工場システム。LED照明の光で植物の光合成を促す。光のほかにも温度、湿度、養分などの育成環境を最適状態に制御し、気候などに左右されず、年間を通じて同じ品質の野菜を栽培することができる。土や農薬を使わないため、安心・安全な野菜を洗わなくても食べることができる。 |