2016年11月24日

日清紡メカトロ、高効率太陽電池モジュール実証開始

【カテゴリー】：新製品/新技術 【関連企業・団体】：日清紡

新エネルギー・産業技術総合開発機構（NEDO）は24日、日清紡メカトロニクス（本社：東京都中央区、河村昌弘社長）が発電効率と集熱効率の総和が78・0％（発電効率15・5％、集熱効率62・5％）の性能を持つ高効率熱電ハイブリッド太陽電池モジュールを開発し、静岡県掛川市の大東温泉シートピアで実証試験を開始したと発表した。 NEDOによる「太陽光発電多用途化実証プロジェクト」の成果。 日清紡メカトロは、掛川市の協力で同モジュール140枚を組み込んだ日本最大規模のハイブリッドモジュール試験システムを設置し、実証試験を開始した。同システムは、水道水を112枚のハイブリッドモジュールに通水し、昇温させ、既設温水設備に供給するラインと、温泉水28枚のハイブリッド太陽電池モジュールに通水し、昇温させ、40℃以上の足場施設に供給するラインの2つのラインで構成される。 実証試験は2017年2月まで行い、発電・集熱システムとしての発電効率、集熱効率、信頼性を検証し、ハイブリッド太陽電池モジュールの製造コスト低減、早期実用化を目指す。