2016年11月25日 |
凸版印刷とTBM「石灰石新素材」共同用途開発 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:凸版印刷 |
凸版印刷(本社:東京都千代田区、金子眞吾社長)は25日、石灰石を主原料に水やパルプを使わず、紙やプラスチックの代わりとなる新素材「LIMEX(ライメックス)」を開発・製造するTBM(本社:東京都中央区、山崎敦義社長)と共同で用途拡大に本格着手すると発表した。両社は今年1月、共同市場開発で基本合意していた。さらに対象領域の検討や特性を生かした用途開発について詳細を詰めていた。 TBMは、経済産業省の先端イノベーション推進事業「先端技術実証・評価設備整備費等補助金」を受け2015年2月、宮城県白石市に年産能力6,000トンの第1号プラントを完成。その後品質改良を重ね、現在、一部印刷物の販売を開始している。 両社は、TBMが開発した石灰石などの無機物を50%以上使用した新素材LIMEXの特性を活かしたマーケット創出をめざす。将来はTBMが保有する技術を凸版印刷にライセンスし、開発・製造・販売を両社共同で推進することを検討する。両社は関連事業で2020年度に500億円の売上をめざす。 同製品は2016年12月8日~10日、東京ビッグサイトで開催される「エコプロ2016/環境とエネルギー展」トッパングループのブースに展示する。 |