2016年11月25日
日本曹達、住商とベトナムに農薬販売会社
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:住友商事、日本曹達工業

日本曹達は25日、住友商事グループがベトナムに設立した農薬販売会社サミット・アグロ・ベトナム(SAV)に開設当初から出資参画し、営業開始したと発表した。

アジア地域(東アジアを除く)の農薬市場は約6,000百万米ドルといわれ、人口増加を背景に堅調な伸びをみせている。ベトナムの農薬市場は約900百万米ドル。市場規模はインドに次ぐ域内第2位の大きさ。
また、ベトナムでは水稲向けが約70%を占めており日本メーカーが強みを発揮できる。一部の野菜・花き栽培には日本式の栽培技術も導入されている。

SAVは住友グループ3社(住友商事、ベトナム住友商事、住商アグロインターナショナル)と日本曹達の計4社で設立。住友商事は1970年代から農薬トレーディングを手がけ、欧米を中心に30カ国以上で輸入販売事業を展開している。この販売チエーンを生かし現地の食料需要増大に対応する。日本曹達も今回の出資参画により、現地農薬ビジネスのさらなる拡大を図る。

【SAV社の会社概要】
・会 社 名 : Summit Agro Vietnam LLC.
・所 在 地 : ベトナム・ホーチミン市
・出資構成 : 住友商事グループ 87%出資、日本曹達 13%出資
・従 業 員 : 20名
・事業内容 : ベトナム国内における農薬・農業資材等の販売


ニュースリリース参照
http://www.nippon-soda.co.jp/financial_fact/pdf/20161125.pdf