2016年11月29日 |
富士通、フィンランドに植物工場新会社 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:富士通 |
富士通は28日、100%子会社の富士通九州システムズと農作物の生産・販売会社「富士通グリーンハウス・テクノロジー・フィンランド(FGTF)」をフィンランドに設立し今月17日から営業開始したと発表した。 富士通が開発したLEDを用いた完全人工光、多段式栽培棚、フルオートメーションなどの最新技術を導入しベビーリーフやリーフレタスなどの葉物野菜を中心とした植物工場を設置し通年での安定生産・供給を実現する。現地で得られたノウハウを生かしてEU圏内でのビジネス展開をめざす。 新鮮な農産物を消費者に供給するためには、消費地に近い場所で生産することが重要だが、北欧地域は冬季の日照時間が短く、農産物の生産が困難。現在多くを欧州南部での生産品に頼っているが、鮮度の低下が課題となっている。植物工場は、こうした気候の影響を受けずに農産物が通年で生産できるため新会社を設立、事業化を決めた。フィンランド大使館の協力も得て実現した。 |