2016年11月30日
10月の鉱工業生産0.1%上昇「緩やかな持ち直し」
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:経済産業省

経済産業省が30日発表した、10月の鉱工業指数(2010年=100、季節調整済み)速報値は、生産が前月比0.1%上昇、出荷は2.2%の上昇で、在庫は2.1%の低下だった。

製造工業生産予測調査によると、11月は前月比4.5%の上昇、12月は同0.6%の低下を予測している。
基調判断は、8月以来の「生産は緩やかな持ち直しの動きがみられる」を据え置いた。

業種別に見ると、生産が上昇した業種は15業種中6業種で、電子部品・デバイス工業(前月比4.6%)がトップ。金属製品、輸送機械工業、プラスチック製品工業と続いた。低下した業種は9業種。化学工業は1.4%の低下で汎用機械工業、電気機械工業に続いて3番目のマイナス幅だった。

化学工業(除、医薬品)は、生産が前月比1.5%低下の97.3、出荷は0.2%上昇の94.7、在庫0.5%上昇の106.4、在庫率は4.1上昇の118.1だった。生産は3カ月ぶりのマイナス、出荷は2カ月連続のプラスとなった。

プラスチック製品工業は、生産指数が前月比1.8%上昇の100.5、出荷同1.0%低下の99.4と、ともに2カ月のプラス。在庫葉0.5%上昇の110.1、在庫率は3.5%上昇の114.6だった。