2016年12月02日
トクヤマ、高純度窒化アルミ粉末製造設備を増強
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:トクヤマ

トクヤマは2日、高純度窒化アルミニウム粉末の需要増大に対応するため、徳山製造所の製造設備増強を決めたと発表した。現有年産480トン設備を120トン増強し年産600トン体制にする。2017年1月に着工し、18年4月営業運転開始の予定。投資額は約12億円。還元窒化法による自社開発技術。

高純度窒化アルミニウムはアルミニウムと窒素の化合物で熱伝導性、電気絶縁性に優れたセラミックス。高熱伝導基板用材料として注目され、同社成長事業の1つ。

産業用ロボットや電車の車体部品、LEDなどの放熱部分に使用される。
同社は世界シェアの70%を持つ最大手メーカー。今回の設備増強によって今後さらに伸長する需要を取り込む。


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1480656448.pdf