2016年12月07日 |
京大、キノコ類と植物の共生関係を解明 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:京都大学 |
京都大学は7日、生態学研究センターの佐藤博俊研究員(現龍谷大学)らの研究グループが「菌根性キノコ菌類」と植物の間で成立する共生関係の歴史を数千万年のスケールで解析し、陸上生態系を支える菌根性キノコ類の種多様性が増加してきた要因を明らかにしたと発表した。 宿主である植物を乗り越える「宿主転換」という現象が、菌根性キノコ類の種分化を加速させてきたという今回の発見は、地球上に森林が成立してきた歴史を再現するカギとなる、としている。 同研究の成果は2016年12月5日に英国の科学誌「New Phytologist」オンライン版に掲載された。 |