2000年08月28日 |
昭和電工、高速液体クロマトグラフィー分析用成分検出器を共同開発 |
世界初、液晶カラーディスプレーを搭載 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:昭和電工 |
昭和電工は28日、世界で初めて液晶カラーディスプレーを搭載した、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)用示差屈折率検出器の新モデル『Shodex RI-101』を分析機器専門メーカーの(株)イーアールシー(本社、埼玉県川口市、白戸鴻三社長)と共同で開発した、と発表した。 HPLCは溶液中に含まれる高濃度から微量までの成分が分析・検出できる、測定範囲の広い分析技術で、ポリマーや蛋白質などの高分子のものから医農薬、糖、アミノ酸といった低分子の物質、陰陽イオンなどまで分析の対象となる。 RIは、溶液の微小な屈折率の変化をとらえて各成分を検出・定量する、適用範囲の広い検出器で、HPLCに接続して使用する。 (1)世界初の液晶カラーディスプレー搭載で種々のコントロールが容易となった。 (2)外部入出力端子、汎用性の高い通信ツールが利用できるので、各種液体クロマトグラフと組み合わせて高度な自動分析が可能である。 (3)リンクセンサーの標準装備により、液漏れ時のポンプ停止を自動的に行うことができる—などの特徴がある。 30日から幕張メッセで開催される「2000年日本分析機器展」で発表し、昭光通商を通じて10月から販売を開始する。 『Shodex RI-101』の国内標準小売価格は105万円(予定)、3年後には全世界で1,200台の販売を計画している。 |