2016年12月12日

東ソー、排水用重金属処理剤の新製品を開発

【カテゴリー】：新製品/新技術 【関連企業・団体】：東ソー

東ソーは12日、高性能な排水用重金属処理剤「TX－55」を開発したと発表した。 最近、重金属類（Cd、Hg 等）の排水規制値の強化とともに、高性能な排水用重金属処理剤のニーズが高まっている。だが従来の排水用重金属処理剤は重金属捕捉能が低く、作業時に有毒ガスが発生する等の課題があった。 同社が今回開発した「TX－55」は、高い重金属捕捉能を有し、有毒ガスが発生しない高性能処理剤。すでに各種工業排水としてその有効性が実証されている。主な特長は（1）高い重金属捕捉能 ： 排水中の重金属類を効率的に捕捉（不溶化）して除去する（2）高い作業安全性 ： 作業時に有毒な硫化水素ガスの発生がないーなど。 同社は、販売中のゴミ焼却場向け飛灰用重金属処理剤「TS－300」と、今回の排水用重金属処理剤の品揃えにより、重金属処理剤事業のシェアトップ化を目指す。