2016年12月16日
第一三共、海外における創薬共同研究を公募
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:第一三共

第一三共は、オープンイノベーションの施策の一環として、欧州の大学および研究機関の研究者を対象に、創薬共同研究の公募を実施しているが、「TaNeDeS(タネデス)Europe2017」の公募を1月10日から開始する。
実施対象国は、EU(欧州連合)全域、アイスランド、スイス、ノルウエー、イスラエルで、応募対象研究は新規の創薬標的や検証研究および新規創薬につながる革新的な技術研究である。  
具体的な募集研究テーマは、次の6領域。
(1)がん疾患(低分子医薬および生物製剤の新規創薬標的および検証研究など)
(2)疼痛/感覚神経疾患(疼痛/感覚神経疾患を対象とする新規創薬標的研究など)
(3)血管/代謝疾患および臓器保護(心・腎・肝・血管など)
(4)その他の内科系疾患(希少疾患、腸疾患、貧血等に対する新規創薬標的研究)
(5)細胞治療(新規の幹細胞研究など)
(6)革新的創薬技術(がん、核酸医療、遺伝子治療および薬物動態に関する新規技術)

研究予算は、最大年額8万ユーロ(プラス間接費)もしくは15万ユーロ(プラス間接費)で、2年間の共同研究を予定。募集締め切りは、2017年2月10日で、1次~3次選考を経て17年6月初旬決定し、8月から共同研究を開始する。
なお、2016年は応募件数は191件、この中から4件を採択した。
問い合わせ先は、同社本社(TEL:03-6225-1111)