2016年12月21日
三井化学、中国JVの電解液設備 大幅増強
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三井化学

三井化学は21日、中国のリチウムイオン電池向け電解液の需要増大に対処するため、中国浙江省寧波にある「台塑三井精密化学有限公司(FMAC)」の生産設備を大幅拡大すると発表した。

FMACは三井化学と台湾プラスチック(FPC)との合弁会社(50対50)で2013年の設立。今年7月FPC寧波コンビナート内に年産1500トンの電解液設備が営業運転入りしたばかりだが、中国ではプラグインハイブリッド車や電気自動車の普及が進み、今後さらに市場拡大が見込まれるところから、引き続き増産体制を構築することにした。
新たに3,500トン増強し、合計能力を年産5,000トンに拡大する。今年12月工事に着手、営業運転開始は2017年11月の予定。

三井化学は日本でも名古屋工場に今年10月、年産5,000トンの電解液生産設備を完成、2017年4月から営業運転に入る。同社はモビリティ分野を成長領域の柱に位置づけ、事業展開を加速していく方針だ。


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1482293064.pdf