2016年12月21日
昭和電工、液化炭酸ガス・ドライアイス値上げ
【カテゴリー】:市況
【関連企業・団体】:昭和電工

昭和電工は21日、連結子会社の昭和電工ガスプロダクツ(本社:川崎市、西村浩一社長)が液化炭酸ガスおよびドライアイスの値上げを実施すると発表した。2017年4月1日出荷分から液化炭酸ガス(ローリー、ボンベ)、ドライアイスとも販売価格を15%引き上げる。
液化炭酸ガス、ドライアイスは、石油精製やアンモニア製造工程で副生される炭酸ガスが原料だが、国内では石油やアンモニアの生産縮小からこうした原料がひっ迫状態にある。昭電グループは川崎工場をはじめ各地の製造拠点で液化炭酸ガスおよびドライアイスを供給しているが、需給のひっ迫と地域のアンバランスにより長距離輸送による供給を行わざるを得ない状態。ドライアイスは一部輸入調達して安定供給を図っている。
このところの原料費や物流費の高騰は自助努力の限界を超えており、製品価格に転嫁せざるを得ないと判断した。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1482293099.pdf