2016年12月21日
プラ循環協がマテリアルフロー図、廃プラ利用率83%
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:プラスチック循環利用協会

プラスチック循環利用協会(プラ循環協)は21日、2015年の「プラスチック製品・廃棄・再資源化フロー図」を発表した。それによるとと、2015年はデフレ脱却と経済再生に向けた大きな前進が見られたため、樹脂生産量は1086万トンで前年比25万トン増(2・3%増)とやや増加した。一方、樹脂輸出量は385万トン、同33万トン増(9・5%増)となった。一方、樹脂輸入量は247万トンで15万トン減(同5・8%減)、製品輸出量は79万トンで同2万トン減(同2・4%減)、製品輸入量は190万トンで7万トン減(同3・6%減)となった。この結果、「国内樹脂製品消費量」は964万トンで13万トン減(同1・3%減)となった。「廃プラ総排出量」は915万トンで11万トン減(同1・1%減)となった。
処理処分方法では、マテリアルリサイクルが205万トンで前年比6万トン増(3・0%増)、ケミカルリサイクルが36万トンで同2万トン増(5・5%増)、サーマルリサイクルが521万トンで同13万トン減(2・4%減)とやや減少した。廃プラスチックの有効利用率の比率は、マテリアルリサイクルが22%、ケミカルリサイクルが4%、サーマルリサイクルが57%と、全体で前年と同等の83%となった。


関連ファイル :プラスチック循環利用協会HP(12月21日付)
https://www.pwmi.or.jp/data.php