2016年12月27日 |
エーザイと慶大、認知症薬開発拠点設立 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:エーザイ、慶応大学 |
エーザイは、慶應義塾大学との間で、認知症治療に新たなイノベーションを起こす産・医連携拠点として東京・信濃町の慶應大学信濃町キャンパスに「エーザイ・慶應義塾大学認知症イノベーションラボ」設立ことで合意した。この研究ラボでは、認知症の次世代治療薬・予防薬の開発につながる新規創薬標的候補およびバイオマーカーの同定と検証を目指す。 このイノベーションラボにおいては、両者の強みを結集し、健康長寿をベースにして、「遺伝的背景」、「環境因子」、「防御機構」に焦点を当てたこれまでにないアプローチにより、認知症に対する新しいバイオマーカーおよび創薬標的探索の研究スピードを加速し、新薬創出の成功確率を向上させることを目指す。同ラボに機能として、先端質量分析技術を駆使した「臨床オミクス分析機能」、人工知能(AI)等を活用し創薬標的候補特定につなげる「データ解析機能」、iPS細胞技術等を活用し創薬ターゲットバイオロジーを進める「バイオロジカルバリデーション機能」を有するものにする。 これらの研究機能が、中心的コンセプトであるヒューマン・バイオロジーを進める「バイオロジカルバリエーション機能」を持つことになる。 |