2016年12月27日
理研の杉山、茂呂両氏に日本学術振興会賞
【カテゴリー】:行政/団体
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杉山 将センター長

茂呂和世チームリーダー


理化学研究所の杉山将・革新知能統合研究センター長と、茂呂和世・統合生命医学研究センターチームリーダーの両氏が第13回日本学術振興会賞を受賞することが決まった。

杉山センター長は「人工知能社会の実現に向けた機械学習の理論と応用」研究が評価された。同氏が所属する革新知能統合研究センターは、文部科学省が推進する「人工知能/ビッグデータ/IoT/サイバーセキュリティ統合プロジェクト」事業の研究開発拠点。杉山氏は汎用基盤技術研究グループの研究を引っ張っている。

茂呂チームリーダーは「新規免疫細胞の発見と機能解明」に関する研究が認められた。統合生命医学研究センターは、科学分野の枠を超え、未来の医療をつくり出すことを目的として2013年4月に誕生。茂呂氏は自然免疫システムの研究を手がけている。

日本学術振興会賞は2004(平成16)年度の創設。人文・社会科学・自然科学の全分野で創造性に富み優れた研究業績を上げた45歳未満の若手研究者を顕彰する制度で今年度は25人が選ばれた。授賞式は2017年2月に行われる。