2016年12月28日 |
東洋紡、エアバッグ事業で100億円投資、タイ工場倍増 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:東洋紡 |
東洋紡は28日、エアバッグ事業拡大のため2017年度から2020年度までに総額100億円を投じ、生産拠点の整備・拡充を図ると発表した。 第一段階としてタイの織布工場からエアバッグ用基布の織布工場を分離し、自社化して生産能力を倍増する。 2017年1月、現地企業と共同で新会社「TOYOBO SAHA SAFETY WEAVE」(東洋紡75%出資)を設立、工場を分離し自社化する。 東洋紡は1993年に蘭・アクゾ社(当時)からエアバッグ用基布のノンコート技術を取得して同事業に本格参入。その後日本、タイ、中国、北米に生産拠点を構築するなど、グローバル展開してきた。2014年にはドイツの原糸メーカーPHP社をタイの企業と共同買収しており、エアバッグ用ナイロン原糸の供給量で現在世界市場の4割を占める地位にある。 エアバッグの需要は今後も世界の自動車生産とともに順調に推移し年率6%の成長が見込まれている。同社はエアバッグ事業を強化し、拡大する新規需要を取り込んでいく方針だ。 ニュースリリース http://www.toyobo.co.jp/news/pdf/2016/12/press644.pdf |