2017年01月10日 |
日本ゼオン、水島工場に石油樹脂水素化設備を導入 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:日本ゼオン |
日本ゼオンは10日、水島工場(岡山県倉敷市)に石油樹脂「Quintone(クイントン)」を独自技術で水素化する設備を導入すると発表した。今年1月に着工し、7月に操業開始の予定。 「Quintone」は、C5留分から抽出された高純度のジシクロペンタジエンを主原料に製造する石油樹脂で、主に塗料、インキ、ゴム接着剤などに使用される。近年は衛生材料(紙おむつなど)用のホットメルト接着剤の材料としても使われている。 衛生材料市場は需要が拡大しているが、今回の設備導入は、このところニーズの高い「臭気低減」に対応する。衛生材料以外にも自動車用絶縁テープや低臭気・低VOCが求められる特殊な粘着テープへの用途展開が可能となる。 投資金額の一部は岡山県の「拠点工場化等投資促進補助金」を活用する。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1484039856.pdf |