2017年01月10日 |
三菱レイヨン、独社の米国炭素繊維工場を買収 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:三菱レイヨン |
三菱レイヨンは10日、北米市場で炭素繊維事業の拡大を図るため、独SGLグループが米国に持つ炭素繊維製造拠点のSGLカーボン ファイバー(本社・米国ワイオミング州エバンストン、SCF社)を買収すると発表した。 三菱レイヨンの100%子会社である三菱レイヨン・カーボンファイバー・コンポジット(本社・米国カリフォルニア州アーバイン、MRCFAC社)がSCF社の親会社であるSGLテクノロジー・ノースアメリカ社から同社の全持分を取得し、2017年4月初旬までに子会社化する予定だ。 今回の買収により、三菱レイヨンの炭素繊維製造能力は年産1000トン以上増加し、近く稼働するMRCFAC社の米国サクラメントのレギュラートウ炭素繊維工場の能力増強と、2017年に予定する三菱レイヨン大竹事業所の能力増強を合わせ、生産能力は現有年産1万100トンから2017年には1万4,300トン以上にまで拡大することになる。 また、将来の炭素繊維マーケットの一層の拡大を踏まえて、さらなる増強も検討する。 ニュースリリース https://www.mrc.co.jp/press/detail/pdf/20170110102828.pdf |