2017年01月11日

東洋紡、肌着に居眠り運転検知システム貼付け

【カテゴリー】：新製品/新技術 【関連企業・団体】：東洋紡

東洋紡は11日、産業用工具メーカーのユニオンツール（本社：東京都品川区、大平博社長）と共同で、東洋紡のフィルム状導電素材「COCOMI」（商品名）を使用した「居眠り運転検知システム」を開発したと発表した。下着に貼り付けたことで、自然な着心地のウエアラブルな検出装置を実現した。 両社は、心拍周期が特定のパターンを示したときに眠気が生じる現象を利用して、2011年から眠気を検知するアルゴリズムを共同開発してきた。15年にはベルトに締めるタイプやジェル型の「検知器 DSD」などを発売。だが締め付け感やベタつき感などの課題があった。 今回開発したのは、心拍周期の検出にフィルム状導電素材「COCOMI」を使用した肌着を用いたシステム。肌着は薄くて伸縮性があり、従来システムと比べて装着時の着心地が大幅改善された。現在、販売に向けて中日臨界バス社で実証実験を行っている。 両社は1月18～20日、東京ビッグサイトで開催される「第3回ウェアラブルEXPO」に同製品を出展する。 ニュースリリース http://www.toyobo.co.jp/news/pdf/2017/01/press646.pdf