2000年08月25日
PPフィルムの7月の出荷、OPもCPも前年割れ
OPの食品包装用だけが前年超え続く
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:日本ポリプロ、日本ポリプロピレンフィルム工業連合会

 日本ポリプロピレンフィルム工業連合会が25日に集計したところによると、同フィルムの7月の出荷実績はOPPもCPPもともにごくわずかながらも前年同月の実績を下回った。OPPの前年割れは今年1月の0.3%減いらい6ヶ月振り。CPPのマイナス成長は今年初めて。
 OPPの7月の出荷量は、食品包装用が1万3,449トン、繊維包装用が1,470トン、その他が4,154トン、内需計が1万9,073トン、輸出が616トンの合計1万9,689トンとなっている。これを前年同月に比較すると、食品用は102.1%、繊維用は95.5%、その他は96%、内需計は100.2%、輸出は84.3%、出荷合計は99.6%--ということになる。食品用は好調を持続したが、繊維用は依然として不調であり、また、輸出が大きく落ち込んだこともあって、合計では若干のマイナス成長となったもの。
 一方のCPPの出荷量は、食品用が9,648トン、繊維用が278トン、その他が1,377トン、内需計が1万1,303トン、輸出が81トンの合計1万1,384トン--となっている。前年同月比は、食品用が98.5%、繊維用が86.3%、その他が112.9%、内需計が99.7%、輸出が50.9%、合計が99.0%--ということになる。
 この結果、1月から7月までの累計は、OPPが13万8,757トンで前年同月比102.2%、CPPが8万1,033トンで同106.0%となった。

http://www.c-nt.co.jp/data/po/2000opp.html">2000年OPPフィルム出荷実績(表)
http://www.c-nt.co.jp/data/po/2000cpp.html">2000年CPPフィルム出荷実績(表)