2017年01月23日
可塑の剤生産・出荷、2016年は横ばい
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:可塑剤工業会

可塑剤工業会が23日発表した2016年の生産・出荷実績によると、フタル酸系、アジピン酸系とも前年比横ばいだった。品目別にみるとDNPが減少傾向にあるのに対して、DINPが増えておりフタル酸系トータルは変わっていない。こうした需要構造の変化について、業界筋では「欧州の環境規制の影響が大きいのでは」と観測している。


【2016年(1-12月)の可塑剤需給実績】(単位:トン)カッコ内は前年比%

<生産>
■フタル酸系
◇合計   206,967 (100)
・DOP    119,758(98)
・DBP      914(97)
・DIDP    3,008(61)
・DINP   74,477(106)
・その他   8,810(87)
■アジピン酸系
◇生産計  16,446(106)

<出荷(国内)>
■フタル酸系
◇合計   204,853 (100)
・DOP    115,936(96)
・DBP      995(94)
・DIDP    2,804(94)
・DINP    76,581(109)
・その他   8,537(93)
■アジピン酸系
◇出荷計  17,266 (108)